次元旅団(“新世界童話 リ・アース”カードプレビュー5)

みなさんこんにちは。
本日もラピスクラスタ第4弾“新世界童話 リ・アース”のカードプレビューを行っていきます。
プレビューは全8回を予定しており、公開は火曜日と金曜日です。
第5回目は謎多き集団「次元旅団」の紹介です。

「シェヘラザードの報告は聞いた。間に合えばいいが」

「次元旅団」という固有名詞を出すのはおそらく初めてだと記憶していますが、これは観測者たちの集まりで歴史を監視し時には干渉し正しい道へと導く役割を担っているようです。(物語『とある次元の狭間 -幕前-』や『“聖魔大戦” 第1章-黒き訪問者-』を参照)
現在ここへの所属が明らかになっているのはシェヘラザード、悟空、リフレクト、リフレイン、そしてこのアーデルベルトです。アーデルベルトはストーリーにおいて名前だけが明かされていたキャラクターでしたが、今回グリム世界での出来事をきっかけにようやく姿を現します。

次元旅団を束ねる長ということからか観測者のリゾネイターをプレイする場合に限り、その属性指定コストを好きな属性で支払えます。この能力は特定の属性に固まっていない観測者たちをまとめ上げるのに役立ってくれます。
後述するサポートカードの存在を考えると風属性ベースの構築がベターですが、最近では《黒心のアリス》や《ギル・ラピス》など光/闇で強力なカードもありますので、そちらの属性をベースにデッキを組んでみても面白いかもしれませんね。

Jルーラーの《次元旅団長 アーデルべルト》になると属性無視の能力は失われてしまいますが、その代わり場に出たときに手札から観測者1体を場に出せます。コストの重い《幻想崩姫 ヴァランティーヌ》などが狙い目でしょうか。
また場にリゾネイターが出るたびにそれの属性に応じた能力を発揮します。場に出たリゾネイターが複属性を持つ場合はそれぞれの効果を得られ、例えば先ほどの《幻想崩姫 ヴァランティーヌ》だと1ドローと相手はカードを1枚捨てるの両方の効果を得られます。
当たり前ですが相手のターン中にリゾネイターを場に出してもこの能力は有効です。特に障壁を得られる風の能力は相手の効果に対して使いたい場面がほとんどでしょうから、《天風の魔導師 メルフィ》や後述のシェヘラザードをうまく合わせていきたいところです。

「私の物語には、この次元の未来は描かれていないの。これが意味するのは……」

製品情報のページを見てわかるように、今回の戦いで観測者たちはラピス陣営に力を貸します。
《孫悟空》は場に出たときにカードを手札に戻すという能力を持っています。それだけでは特に珍しくありませんがこれの対象となるのがJ/リゾネイターや魔石以外のカードということで、現状ではアディションとレガリアがそれに該当するというわけですね。
飛翔も持っており攻撃性能も申し分ありませんし、もし今後新たな場に残るカードタイプがリリースされればそのたびに対象は広がっていきますのでその点にも期待したいところです。

上で少々触れた《未知の語り手 シェヘラザード》ですがこれを場に出すことで、リゾネイター1体の攻撃とブロックと条件能力の使用を禁止します。瞬動を持つことも相まって相手の計算を大きく崩す活躍を期待できますね。ただしこの効果はシェヘラザードが場にある間だけ有効なので、どうしても止めておきたいリゾネイターを対象にしている時は何が何でもこれを守り抜きましょう。
それと1つ注意したいのはこれは常時能力や誘発能力を妨害できないということです。例えば《グロリアスの召喚兵》は自分の場に他のJ/リゾネイターが出たときにそれを強化するという誘発能力なので、攻撃やブロックを禁止できてもこの能力は禁止できません。常時能力も同様なのでこれらは別の手段で対処していきましょう。

そしてこの2枚は絶望の意志を持っているということで、第3回プレビューで紹介した《闇の童話 / 支配の物語 ラピスウィル》でも属性指定コストを好きな属性のウィルで支払えたりゲーム外から呼び出せたりしますので、メインサイドを問わずによく見ることになるかもしれませんね。

観測者の語りが聞けるのは観測者だけである。

サーチやプレイコストの軽減をできるカードが存在するというのは、そのテーマを使用する理由として大きなウェイトを占めるのではないでしょうか。幸運なことに観測者というテーマにはその両方が揃っています。
前者の《シェヘラザードの語り》は単純明快、非常にシンプルなサーチカードです。コストや属性を問わずデッキから観測者を探し出せるというのはとても便利でしょう。
ジャッジメントコストとリゾネイタープレイのコストを軽減してくれる《次元の狭間》というカードですが、それだけではなくJ/リゾネイターのATK/DEFをもアップしてくれる優秀な1枚です。
観測者という括りでジャッジメントが可能なカードは今現在11種(アーデルベルト含む)存在し、《黒衣の少女》以外はコスト軽減の恩恵を受けることができます。ただジャッジメント後は観測者の種族を失ってしまうものも多いので、上手に扱えるようなデッキ構築を目指していきたいところですね。
コスト軽減とステータスアップのダブルパンチでゲームの主導権を握ってしまいましょう。

風は音も無く静寂を運ぶ。

アーデルベルトが操る《アーデルベルトの十字焔》は対象としたものだけではなく、それと同じ名前を持つカードも巻き込みます。このような効果で格好の獲物となるのはやはりトークンでしょう。中でもエルフトークンは場に出す手段も出てくる数も多いので、一網打尽にできれば爽快ですね。

呪文1つを無効にするいわゆるカウンターカードというものは以前にも《風光明媚》や《古代魔法 イクシード》などが存在し、それ自体が珍しいというわけではありません。ではこの《絶風》の何が珍しいのかというと、条件を満たせばプレイの際にコストが必要なくなるという点です。
その条件とは相手が同一ターン中にカードを2枚以上プレイしているというもので、主に魔石が充実してくるゲーム中盤から後半にかけて達成しやすいでしょう。しかし序盤でもレガリアを絡めた複数枚のプレイや《白き竜 グウィバー》など特定のデッキに対しては狙える機会も訪れます。
コスト軽減を前提とすればこれを風属性以外のデッキでも使えますので、相手に風の魔石が1つも無い場合でもカードをプレイするタイミングなどには気を配った方がいいかもしれませんね。

本日の紹介は以上となります。
次回の“新世界童話 リ・アース”のカードプレビューは6/6を予定しています。
お楽しみに!

※未発売カードについてのご質問は受け付けておりません。ご了承ください。

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